「インドだよ、くさっ!!」

ヨガ

飛行機からバンガロールの空港に降り立った時に突然湧いてきた言葉が「くさっ‼︎またこの臭いか…インドの臭いだわ(涙)」だ。

何度も来てるので、感動も何もあったものではない。

嗅覚が一番人間の本能に突き刺さる器官だと個人的には思っている。現実を裏表なくありのままに直面させてくるのが嗅覚ではないだろうか。

インドは日本人が日常の生活で閉ざしがち且つ避けがちな感覚である嗅覚、そして触覚を生々しくこじ開けてくる国だ。

けれど、昔のインドほどではないか。

しかも、ここマイソールはインド中でも穏やかな街だが…

それでもインドではある。

「あぁ〜、また来てしまった。この面倒くさい国に。」と心底思っている自分がいた。

何度も来てる街なので、新鮮さも不安も何もあったものではない。だからでもあるが、湧いて出てくる感情を言葉にするなら、空気が臭いし、空気がうざい、騒音うるさい、なんか色々面倒くさい…そんな言葉しか出てこない。

昔は好きだったインドだけれど、もうそこまで好きではない。

けれど、「好き」や「嫌い」という言葉が指し示す感覚や感情ほど、悪い意味でいい加減で当てにならないのは確かでもある。

そんな思いから始まった今シーズンのインド・マイソールのアシュタンガヨガ修行。

実際、ヨガのシャラでのアシュタンガヨガの実践は良くできる。

集中してできる。

日本での日常の早朝に行うセルフプラクティスは後のことをどうしても考えてしまうが、後のことを考えなくてもいいというのが要因としては大きいが…

何よりも集まるプラクティショナーは…特に今シーズンはある意味…覚悟や何かしらの気持ちが強い人が残っているので、肉体としての師不在の場とはいえ、「場」の力というのは形成されているように感じる。

ここまでアシュタンガヨガの実践に適した濃密な集中の「場」が作れる場所はおそらく日本にも世界にもないだろう。

この場は唯一無二の場所だ。

「場」というのは説明が難しい。

まず前提として必要なのは意志や気持ちの熱量が強い人が集まっていることだ。

あとは、個人的に思うのは、その物事を行なっていくのに相応わしい礼節や作法を一定水準のレベルにまで達している人が集まると起こりやすい気がする。

アーサナ(坐法・ポーズ)がめちゃくちゃすごいことができる。身体がめちゃくちゃ柔らかいとかそういうことではない。

その物事を行なっていくことに対しての「雰囲気が良い」人たちが集まると場というのは自然と形成されていくのだろう。

そんな場に深夜よりの早朝の時間に身を浸せるのは贅沢なことだ。

「場」を感じ、浴びて、察して…フィードバックの循環を巡らす。

「私の雰囲気はどうなのか?」

そんなフィードバックを、問いかけをしていきたい。

その循環に言葉を挟むなんて勿体無いことはしたくない。

だから、最近はブログを書く気が全く起こらないw。

続く。

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