ぎっくり腰②

ヨガ

ぎっくり腰のほとんどが腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)の過剰な収縮と緊張を弛緩させるか伸ばすことによって緩和の方向に向かっていく。

腸腰筋は感情を溜め込みやすい筋肉と言われており、収縮と緊張を作る原因となるのは日頃の姿勢や動き方、あとは精神的ストレスだが「股関節の伸展」ができる身体であればストレスの蓄積で硬直してしまった腸腰筋をストレッチで伸ばすことによって和らげることも可能だ。

しかし、現代社会はあまりにも便利になり過ぎてしまい、人体の身体の機能を必要としないライフスタイルへと向かう一方である。そのため多くの人にとって「股関節の伸展」をする能力はなく、

代わりに「腰椎の代償」の動きをしてしまい、その動きをとることによってさらなる腰痛や身体への弊害になる悪循環しか生み出さない動きをする身体になってしまう。

「股関節の伸展」ができる身体を取り戻すにはある程度の訓練と努力が必要となる。

この腸腰筋を構成している大腰筋の背中側に腰方形筋という筋肉がある。この腰方形筋を別名「ぎっくり腰筋」と呼んでいる人もいる。

腰方形筋は第12肋骨から骨盤の寛骨に付着している筋肉で、大腰筋とも隣接しているので筋膜での繋がりがあるとされている。

解剖学的には深層にあるとされる筋肉だが、大腰筋とは違い比較的触わりやすい。特にぎっくり腰の症状がある人の腰方形筋はわかりやすい。

ぎっくり腰の原因が、腰というよりはどちらかというとお尻…大臀筋や中臀筋にある場合にはこの腰方形筋の第12肋骨の付着部辺りに硬結(しこりのようなもの)が出来ており、これを押すと場合にもよるが骨盤の奥まで響くような神経痛を感じるときがある。

この硬結を解すことでぎっくり腰の痛みを緩和することは可能であるケースは多い。しかし、ここの部位だけを攻めて解すというのはなかなか出来ない。

腰方形筋はあくまでぎっくり腰の状態を測るための触れやすい部位に過ぎない。

解すためのアプローチをするならば、やはり腹からの大腰筋や腸骨筋を緩めることに専念したり、大臀筋や中臀筋や大腿筋膜張筋などの「外旋」筋を緩めることにアプローチをした方がいい。

腰方形筋辺りに硬結が出来ている場合、さらに同じサイドの頸椎の1,2番辺りにも硬結がある可能性が高いが、人によっては同じサイドの胸椎の2番から5番辺りの大菱形筋がある辺りに硬結が起こることもある。そこは個々人によって異なってくる。

そのような時は脊柱全体を網羅している多裂筋や脊柱起立筋にも緊張と収縮が起こっていると考えられる。

頚椎の硬結によって肩甲骨と肩関節にも可動域の制限が起きてしまうので上半身の何らかしらの不具合に繋がることが多い。

多裂筋と脊柱起立筋に問題が起きている時は、仙骨付近の大臀筋にトリガーポイントが生まれていることが多い。尾骨辺りにも違和感がある人もいる。

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