体調が優れないとき、人はじっと安静にしていたくなる。
けれども、そんな時こそ身体に意識を向けてみて、丁寧に動かしてみることが必要なときもある。
ヨガはそのための最適な方法のひとつだ。
身体がカチコチに凝り固まり、重たい倦怠感や痛みがじんわりと広がるようなときがある。
そんな時、呼吸は浅くなり、気分も沈み、思考は鈍りがちになる。
自覚はないかもしれないけれど内側の循環は確実に滞っている。
意識までもが浅くなり、ぼんやりとしてしまうのはその停滞の影響のためかもしれない。
けれど、身体の内側をじっくりと観察してみると、奥底にある「動きたがっている何か」を感じてくるはずだ。
だからこそ、どこかひとつでも身体を動かしてみることによって止まっていた流れが少しずつ動きはじめる。
人間の身体は、内側の循環(血流・リンパ・呼吸・感情)と、外側の循環(空気・気候・環境・人との関係)の間で微妙なバランスを保ちながら成り立っている。
どちらか一方が滞れば全体のバランスが崩れていってしまう。
ヨガは、この循環を回復させるためのもっともシンプルで深い手段となる。
深く呼吸をしながら、少しずつ身体の内側に熱を生み出し、滞っていた部分を溶解して、流れを促していく。
その過程の中で、身体の内側から軽さがよみがえり、意識が目覚めていく。
調子の悪いときこそヨガをしてみた方がいい。


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