アシュタンガヨガは、故シュリ・K・パタビジョイス師により体系立てられたシステムで、ヴィンヤサと呼ばれる呼吸と動作を一致させながら、決められた順序でポーズ(アーサナ)を行うヨガです。
アシュタンガヨガのひとつひとつのポーズを正しい順番で練習していくことにより、肉体、心理、精神といった、人体が潜在的に持っている能力を効果的に伸ばしていくことが可能になります。
呼吸(ウジャイ・プラナヤーマ)、ポーズ(アーサナ)、目の位置(ドリスティ)この3つを同時に正しく行うことで私たちの感覚とより奥深くにある意識をコントロールできるようになります。
また定期的、献身的な練習を行うことにより、心身の安定を得ることができます。
バンダと呼ばれる呼吸を通じ身体に入って来るエネルギーを外に漏らさないようにするテクニックを練習することで肉体的にも精神的にも安定した強さを身につけ、全体的なバランスを養っていきます。
ヴィンヤサ、バンダ、ドリスティ、アーサナを効率よく組み合わせることにより、アシュタンガヨガは動く瞑想になります。
穏やかで集中力のある心、軽く、強く、柔らかい体を築き上げて、心と体を超えた自己を探求していきます。
アシュタンガヨガはシュリ・K・パタビジョイスとその孫であるシャラス・ランガシャワミによって南インドのマイソールにあるSHARATH YOGA CENTREで教えられているものです。
さらに詳しくは[ SYC(英文)] のウェブページを参照してください。
マイソールスタイルとは南インド・マイソール市にあるKPJAYIの創始者である故シュリ・K・パタビジョイス師から彼の孫であるR・シャラート・ジョイス師により、現在までも指導されている伝統的なアシュタンガヨガの練習方法です。
この方法は生徒の自主的な練習を促し、育てるものです。ポーズの順番は決まっていますが、生徒それぞれの状態に見合ったところまでを指導者の判断により各々が練習します。
そして生徒の準備が整ったところで、指導者から新たなポーズを与えられ進めて行きます。
この練習方法により初心者も経験者も共に安全で安定した練習を身につけることができます。
まったく初めての方でも問題ありません。お気軽にお越し下さい。
・伝統的には満月、新月、土曜日は練習を休みます(現在シャラートヨガセンターでは日曜が休日)。
・女性の場合は月経の最初の3日間も休みます。4日目以降はご自身の状態に合わせて軽めの練習をして下さい。
・お食事は練習の2〜3時間前までにお済ませ下さい。
・練習中の水分摂取は原則、禁止です。
・発汗量の多いヨガです。汗を多くかかれる方は練習中にマットの上に敷くラグ、もしくは大きめのタオル、練習後にお身体を拭くタオルをお持ち下さい。
・シャラ(アシュタンガヨガを練習する場所)内では沈黙を保ち、同じ場でアシュタンガヨガを実践している練習生への配慮と尊重を忘れずに練習の妨げにならないように気をつけましょう。
・練習には真摯に取り組み、ストイックになり過ぎないようにしましょう。